一般社団法人小県医師会

診療ノート

痔について

カテゴリ: 診療ノート 投稿日:2015/2/27

痔で悩んでいる人4000万人 花粉症4000万人 頭痛3000万人 肩こり2500万人

悪化の原因

 排便時のいきみ過ぎ 8キロ以上の力がかかる 5秒以上いきむ

 排便時間が長い 3分以内にしましょう

 出口の肛門は痛みの神経がありますが、その奥の直腸には痛みの神経がありません

 一回のいきみで80~90%直腸にたまった便がでます。直腸に便が降りてくると

  便意を感じます。便意は、朝起きたとき、食事の後、運動の後におき易いです。

我慢せず、1回5秒以内のいきみで、3分以内に排便をすませましょう!!!!!

  1回にでる便の量の平均は120グラム(バナナ1.4本分)

  偽りの便意といって、いぼ痔や癌があると感じますので、精査が大切です

予防

 水1日1.2リッターを4~5回に分けて摂りましょう。特に朝起きたときの一杯

  が腸を刺激して便意をおこします。

 野菜、海草、キノコ、くだもの(ペクチンが含まれていて、整腸作用、コレステロール

  の吸収抑制、血糖吸収を緩やかにします)をしっかり摂りましょう。

 寒天 粉寒天をごはん1合に2グラム入れて、水を少し多めにして炊いてください。

 大さじ一杯のオリーブ油を摂りましょう

 運動 肛門を閉めたり、緩めたりを10分間繰り返しましょう

    お風呂の中で肛門の周りを気持ち良いぐらいの力で押したり緩めたりしましょう

    おなかのマッサージ のを書くように、深呼吸をしながらゆっくりと!

    ラジオ体操、その場で足踏み、立ったり座ったり、階段上り下り、散歩など

    全身を使った運動をしましょう。1日30分を目安に5~6回に分けてやっても効果があります。

 1時間以上座りっぱなしはやめましょう!

 排便の姿勢 和式トイレの姿勢(お相撲さんの座った姿勢 蹲踞の格好が理想)

       洋式トイレでは背筋を伸ばし、少し前かがみの姿勢で!

                  ほしやま内科 星山直基

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